2015/12/15

冬の更新

夏から、なんのかんのとblog更新できておりませんでした。

先日のクリマで、今年作った作品のお披露目は完了しました。
今年、いろんな場で作品や展示を見て下さった皆様、お世話になった皆様ありがとうこざいます!
師走なので、今年後半の展示を少し振り返ってみます。



material展



リアルスタイル展







亀崎せこみち展2015





ながくてアートフェスティバル2015


そして、Little Objectのアクセサリーは今年も様々な場で出店させていただきました。


ろじうら


円頓寺パリ祭


クリエイターズマーケット

張ちゃんとのユニットtunnelも様々な場所で出店し、いろんな発見がありました。
その発見とともに新作のアクセサリーも少しずつ増えていきました♪

LIttle objectのアクセサリーは今冬より、名古屋市内の御器所駅近くにありますUn Peuさんにて取り扱っていただいています。
お近くへお越しの際はぜひご覧下さい。
お店へのアクセス詳細→http://www.geocities.jp/sumicafe_03/shop-data.html



 夏の個展から秋にかけて間髪入れず、グループ展やアートイベントに色々参加させていただいて、充実した制作と展示の時間を過ごしました。
 いつも、そう思うので似たことを書いてるような気がしますが、
「制作をして、展示という形で作品が人の目に触れ、そのことを通じて様々な場や人との関わりがある。」そのことに、そんな日々を送れてることが有難いと思います。
展示の搬出を終える度に、安堵感も相まって毎回シミジミします。
 それと同時に、「もっと、もっと、自分を成長させて、行こうと思う場へ行ける力を身に付けなくては」と思ったりもします。

 今年は、ドイツに行って制作と展示をしたり、作品の中で演奏してもらったり、お菓子作家さんと一緒にお店をだしたり、いつにも増して人との関わりの中で、実現させたかった様々なことが叶った年です。本当に心からの感謝を。

今は、来年の予定に向けて、気持ちを丁寧に準備していきたいと思います。
(師走らしい、慌ただしい日々をすごしていますが。。。気持ちだけでも。。。)
そして、コツコツと途切れず、今よりも強く、自分の前にある様々なものと向き合っていきたいと思います。
(言葉にしないと、なかなか実行できんので自分のために言ってます。来年の抱負の候補。。。)

少し早めですが、
よいお年を!




2015/09/06

展示いろいろのご案内とご報告

8月の個展「Sense of touch」ぶじ終了しました。ありがとうございました!

個展が終わり、楽しかった時間の余韻にひたりつつ。。。
いえ、ひたる間もなく、いろいろ秋のイベントが控えております。
ご案内させていただきます。

その1
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「material」
日時 8/21-9/13
11:00-18:00
場所 ギャラリージルダール
詳細→http://www.jilldart.com/exhibition/052_material.html

私を含めて4人の作家さんの作品がmaterial(素材)をテーマに展示されてます。
会期は9/13まで!
ぜひぜひ、御高覧ください。
個展と会期が重なってたこともあり、2つの展示を見比べて愉しんで下さった方も多々お見えのようでした。
作り手として良いかたちでテーマに感化された作品達をご覧いただけたら嬉しいです。
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その2
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「モダンアート×インテリア展」
日時 9/19-10/21
11:00~19:30 (定休日:毎週水曜日)
場所 リアルスタイル 本店
アクセス詳細→http://www.real-style.jp/shop/head_office/
企画:ジルダールギャラリー→http://www.jilldart.com/
作家:室麻衣子/ MIWA / 高橋つばさ / 東条香澄 / 天野入華 /住吉明子 / 山内喬博 / 葉栗里

インテリアショップのリアルスタイルさんにてグループ展。
広々とした店内でインテリアと様々なアート作品をご覧いただけます。
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その3
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「かめざきせこみち展2015」
日時9/26〜10/18
場所 愛知県半田市亀崎町一帯
詳細→http://handaart.com/?p=1
最終日には同会場で行われるイベント「ろじうら」にも出店参加しています。
ろじうら詳細→https://www.facebook.com/rojiura.kamezaki
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その4
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ながくてアートフェスティバル2015
日時 10/3〜10/25
場所 ながくて文化の家
詳細→https://www.city.nagakute.lg.jp/bunka/bunka_ie/jishujigyo/27naf-ws.html
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その5
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AU創設40周年記念AU国際公募展 in イタリアナポリ
日時 10月24日〜29日
場所 ヘルマン ニッチュ美術館 イタリア ナポリ 
詳細→https://www.facebook.com/events/1608175929466137/
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そして、個展のご報告を。

ギャラリー龍屋さんは、合同個展というスタイルをとっていて、私は、今回、iwata mayukoさん、森博幸さんとともに個展を行いました。

それが、もう!とてもよかったです。
心強いことはもちろんですが、それぞれの作品を多角的な視点で見ることができたような気がするし、制作についてのいろんな話ができて、いろいろ気づくことがあり、モチベーションが上がりました。

今回、私がやりたいことをお二人やギャラリーさんに提案させていただく場面が多々あったのですが、皆さんが快く受け入れて下さって、かつ盛り上げて下さって、本当に感謝ばかりです。パーティのほかにも、iwataさんが協力して下さったコラボ作品がとてもステキで、次回、また機会を設けてお披露目できたら、と思ったり。

そして、パーティの「せをはやみ」さんのこと!
インスタレーション空間を作り、そこでライブ演奏をすることは、私の夢の1つだったのですが、それが素晴らしいかたちで今回叶いました!
おねがいしたシンガーさんは友人でもある「せをはやみ」さん。
以前、友人に連れられてライブに行ったときから、空気をやわらかくほぐし、かつ、しなやかに動き回るような彼女の音楽が私はとても好きでした。
ステキな演奏と時間と手作りお菓子をケータリングしてをくれた「せをはやみ」のケイちゃんに心からの拍手と感謝を♪
そして、せをはやみにちなんだ落語をオープニングに披露してくれた森博幸さんにも心からの拍手と感謝を♪

語り尽くせんような、たくさんのありがとう!に包まれた会期でした!
ホントにありがとうございました!







 







(展示や作品のアーカイブを作りたい!と思いつつ、手がついてなくてすみません。。。時間を見つけ必ず。。。)
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秋の展示情報は情報このページに追加していきます。
きになるものあれば、ぜひぜひ、お出掛けください^^
よろしくお願いします。




2015/07/28

2015年の個展のご案内

暑い日が続き、夏生まれの私でも若干つらい日々。
コツコツと制作しています。

8月に個展を行いますので、ご案内をさせていただきます。





























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天野 入華 個展「Sense of touch」

会期 2015年8月21日(金)~8月30日(日) 
営業時間 AM11:00~PM7:00
場所 ギャラリー龍屋「Space B」(アクセス→http://www.t2y.info/access

◎8月30日(日)19時〜 クロージングパーティー開催
参加費2000円+飲食持ち寄り
(持ち寄り無い場合3000円、23時以降1000円、中学生以下無料)
フリードリンクフリーフード。

*パーティではシンガーソングライター「せをはやみ」さんに、展示空間でライブ演奏していただきます。(念願かないました!♪)
スペシャルなある人の落語も有ります。ぜひ楽しみにお越し下さい。^^

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約二年ぶりの個展となります。

 様々な場で制作と展示を続けるなかで、その時々の状況の中で感じ考えてきたことを、今一度深く見つめる機会としたい。
 私なりに、新たな制作と展示をしたいと思ってます。

「Sense of touch」は“触覚”という意味です。

 春にドイツのブレーメンで制作したインスタレーション作品の名前を今回の展示のタイトルにしました。

「未知の場で周りを少しずつ少しずつ確かめること」
滞在中の私自身のコミュニケーションの取り方と、その環境で制作したインスタレーション作品は、そのことがイコールでした。

それは、そのまま今の私の作品制作との向き合い方を示した言葉だと思うのです。
作品は私が捉えたい事象を言葉よりも繊細に伝える手法です。
触覚とはそのための目であり、耳であり、皮膚。センサーのようなもの。
そんなことをツラツラと考えながら、わっせわっせと制作中です。

また、今回の個展は楽しみなことが多々あります。

1つは、展示会場で、ライブをしてもらうこと。
友人であり、尊敬するシンガーさん「せをはやみ」に最終日の展示空間で演奏をしていただきます。奏でる音で、その場所の空気をやわらかく変えることのできる人。私はその音と空間のファンなのです♪

そして、もう1つ今回の個展は同じ会期で、iwata mayukoさんと森博幸さんが個展を行うこと。
お二人とも作品世界を丁寧に作り続けている素晴らしい作家さんだと私は思っていて、こうして関わらせていただけることがとても光栄で嬉しいのです。

暑い最中ですが、ぜひ、ご高覧いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

天野入華

2015/05/23

展示報告と次のこと

おかげさまで、ぶし、ドイツのブレーメンという街に滞在し、作品作りと展示をして帰ってくることができました。

ほんとに、いろんな人に、いろんな状況の中でサポートされ、最後までやりきることができたと実感する滞在(と、その前後)でした。
ONGAESHI projectのホームページにその様子が垣間見れます。

先日、日本での報告展も終わり、一先ず一区切り。
振り返りつつ作品の紹介させていただきます。

1つめ
「Sense of touch」
素材:ハンダ、銅、真鍮
サイズ:可変
 Sense of touch=触覚というタイトルを持つ、今回のインスタレーション作品は、金属製の作品パーツがカフェカウンターの天井のシャンデリアチェーンを起点に蜘蛛の巣のように会場に伸び、絡んでいます。
 私は、植物の蔓をモチーフにインスタレーション作品のシリーズを作り続けています。
 常に場所や状況と向き合い展示をするうちに、今回の制作で「このインスタレーションは私自身が場所と向き合うための触覚だ」と強く感じました。
 この作品は展示会場となったkukoon(コクーン)のカフェスタッフさんに購入され、現在も常設展示されています。







2つめ
「To be found 1.2.」
素材:ガラス、ハンダ、銅、鉛板
サイズ:1=約25mm
    2=約10mm
 この作品は一緒にプロジェクトのご縁で、共に日本からドイツへ訪れ制作と展示を行ったトザキケイコさんと展示をコラボレーションした作品。
 トザキさんの作品世界に私(=私の作品)がゲスト的におじゃましてみよう、という試みです。
 私はトザキさんの作品に、密やかな逞しさと強さ、それらを内包した静けさを感じます。その世界に足を踏み入れるのであれば、私は足音を潜め耳を澄まし踏み込むのでしょう。その静けさを思い、湖面をイメージした作品をトザキさんの作品の中に展示させていただきました。
トザキケイコさんのHP→ http://tozakikeiko.jimdo.com/






3つめ
「I have a something.」
素材:フィルム、ビニール、視力検査用メガネフレーム、カフェのグラス
サイズ:可変
 この作品は、私自身が自身の内面と向き合おうとする様子(プロセス)を形にした作品です。
 二重窓の間に置かれたグラスにはフィルムが入っています。それをメガネフレームをかけて視ると、ある模様が浮かび上がるという作品。また、窓ガラスに貼られたフィルムを視るとドイツ語「Ich kann es noch nicht sehen 」の文字が浮かび上がる。和訳は「私はまだそれをみることができない。」です。
 タイトルの I have a something.=私は何かを持っている。という言葉は「持っているのはずなのに私には見えない。」というニュアンスを含みます。内面を見つめることの難しさをツールを用いて可能にしようとすること。それは私と私の制作に対する姿勢と共通するものです。






 制作、展示だけじゃなく、会った人、話したこと、見たもの、聞いたこと、もぉ、いろんなことが濃く充実した時間で、3週間という滞在は本当にあっという間でした。
 海外で、ドイツで展示や制作をするというのは、ほとんど長年の夢のような出来事だったので、帰ってきたらしばらく時差ボケと気持ちボケがひどかったです。
 月並みな言葉ですが、この経験を糧に次の制作や展示をがんばって行きたいと思います。

そんなわけで!告知です!

迫る6月3日に大阪でのイベントに参加します。
キャンドルナイトイベントにてインスタレーション作品を展示してきます。
イベント詳細→http://candle-night-osaka.jp/event/corridor/
ぜひぜひ、ご覧下さい!

2015/02/18

Inside for outside

3月のドイツ展での制作に向けて、ONGAESHIプロジェクトの日本展での作品をコンセプト文とともに紹介します。

[ Inside for outside ] 
手法;インスタレーション
素材:金属、照明、布
サイズ:可変
制作年:2014

 私は、「境」をテーマに制作を続けている。境とは2つの異なるものがあって存在する、どちらとも言えない、淡く揺らいだ部分のこと。

 それらは存在し続けているのに、時間や状況の中で変化し、曖昧になり、時として消失したかのように認識される事柄。
 それらは常に世の中に満ちあふれているもの。
 それらを個人的な小さなことも広い大きな視野の場合も同じように向き合い見つめてみたいと私は思う。

 見つめるために私は何かを作るという行為をする。

 今回は、国際交流のプロジェクト展という状況や時間の経過を感じさせる展示空間から「個と個の境目」「シェルター」「皮膚」といったイメージが浮かび、内面と外面の関係を思う作品となりました。

(作品テーマの半分は状況と環境の中で生まれますが、もう半分は過去の作品と全てつながっています。よければstatementのページもご覧下さい。)






 



photo by masami fujii

国際交流のアートプロジェクトという今までにない状況と、その中で会うことことができた「こと」や「人」のおかげで今回の作品ができました。関わっている方々全てに感謝しています。

次はドイツのブレーメンでこのことを試み、制作をしたいと考えています。

現在、このアートプロジェクトの支援を呼びかけています。
一口500円〜で、お礼の内容もメンバー皆で考えました。(中には作家の作品をプレゼントさせていただくプランもあります!)

ご興味もっていただき、ぜひご協力いただけたら幸いです。

詳細はcrowd fundingのページをぜひ見てみてください。
活動全体の内容も紹介してます。

*おかげさまで、目標金額を達成しサクセスさせることができました。ご支援ご協力下さった皆様に心より感謝致します。ありがとうございました!*

2015/01/02

また、あたらしい年がきて、

さまざまなことを思いながら1つ年を越え、ゆっくりと全てのことが確実に動いてゆきます。

今年なにをするのか、なにができるのか、つらつら、ぼんやり、とりとめもなく考えていて、ふと昨年の制作をふりかえってみました。


Inside for outside (ONGAESHI project @つくる。)

Lentil2014-2 (BODAIJU EXPO3 @ニューオーサカホテル心斎橋)

Tiny cosmos(きそがわ日和2014 @美濃加茂市)


grow(亀崎せこみち展2014 @半田市亀崎町)



Reflections(足助ゴエンナーレ @寿ゞ家


Reflections-book(足助ゴエンナーレ @寿ゞ家


LightsⅡ(ながくてアートフェスティアバル2014 @長久手文化の家)


LightsⅠ(いのちをふきこんで展 @シティータワー43)


Lentil 2014-1(はっこうするアート @半田市小栗家)


window(つくし荘@ギャラリーアートシップ)


space(wander seed2014 @トーキョーワンダーサイト)




Little object 
空間作品を切り取ったアクセサリー 
(@クリエーターズマーケット、ろじうら、他、インスタレーション作品の展示会場)



制作においては、鮮やかに、丁寧に、アウトプットしたいなと思います。
人としては、もっと自分も周りもよく見つめて成長できるといいなと思います。

あたらしい年おめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。